雲南市掛合地区調査報告

By flab, 2009年10月4日

こんにちはM0小堀です。
私は所属する学校ゼミで『学校の再配置が地域に与える影響』をテーマに卒論に取り組んでいます。雲南市掛合地区での調査を報告いたします。
調査に行ったのはちょうど稲刈りが行なわれている時期でした。
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私は9/14(月)から9/18(金)まで島根県雲南市掛合地区に滞在し学校関係者や公民館長、地元の自治組織の方へのヒアリング調査、市役所での資料収集、学校施設の現状調査等を行ってきました。
古谷研では雲南市内にある出雲湯村温泉での民家レストラン計画を行なっており、実施・設計監理のためにM2の梶田さんが現地に滞在しています。
今回の調査ではプロジェクトがお忙し中、梶田さんに連日協力していただき、無事調査を終えることができました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。
統合新設された掛合小学校のランチルーム。木造平屋建て。児童達の一部はスクールバス登下校しています。
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波多小学校のランチルームは訪問当日は、デイケアとしてお年寄りたちの喫茶活動が行われていました。
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掛合小学校にて、ヒアリング。
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松笠小学校の廊下。閉校後、維持管理活動が増え地域の負担になっているそうです。
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滞在中は1日に2つの地区の調査を行ないました。地区から地区への移動は車ですが、車での移動は中山間地域で生活することの大変さを感じるとともに、集落間が離れているが故に、地区によっても物の考え方や地区の方々の気質も若干異なるような印象を受けました。
ヒアリングに行く先々の方が暖かく迎えて下さり、児童からお年寄りまで様々な声を聞くことができました。
学校が閉校するという事実を目の当たりにし、調査前に研究室で描いていた考えとは変わってきた部分もありました。地域の方の熱意の反面、財政的な問題や法規的な問題といった極めて現実的な壁があるということや、学校統廃合も過疎化という大きな流れの一要素に過ぎないということ。
今回の調査を通して改めて今後こういったテーマを考えていきたいと思うようになりました。現在はもうひとつの調査対象地である群馬県高崎市堤ケ岡地区のデータとともに、データ整理と分析を行なっています。学校ゼミの皆様、高瀬さん、梶田さん今後ともご指導ご鞭撻の程宜しくお願いします。
M0小堀

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