2月14日・2月15日と梶田・野海・塚田・小堀で雲南市を訪問してきました。今回の訪問の目的は主に以下の2点でした。
1. 旧掛合小学校の活用提案に関するプレゼン
2. 入間小学校の実施設計に向けての打ち合わせ
旧掛合小学校の活用提案に関するプレゼンについて報告します。(入間小学校の実施設計に向けての打ち合わせについては次号で報告致します)
今年の冬は雲南は暖かく、例年に比べ雪も少ないとのことです。先週末の都心の方が寒かったように思いました。
■ 旧掛合小学校の活用提案に関して
2/14(日)18:00?掛合まめなかセンターにて掛合地区の意見交換会に参加指せて頂きました。古谷研の雲南市での取り組み、『旧掛合小学校の活用案』、旧掛合小学校にほど近い旧家である白築邸の活用構想をプレゼンさせて頂きました。
参加者:
掛合地区の3つのコミュニティ協議会の方々、古谷研(梶田・野海・塚田・小堀)、掛合総合センター白築さん、雲南市政策推進課加藤さん・福島さん他
□旧掛合小学校とは、、
雲南市掛合町には2008年に5つの小学校が統合され廃校が発生しています。現在、古谷研では旧掛合町内の入間小学校の改修計画に参加させて頂いています。
(詳しくは→『入間小学校改修計画_第一回意見交換会報告』http://www.furuya.arch.waseda.ac.jp/blog/index.php?itemid=208&catid=3)
旧掛合小学校もその5校のうちのひとつです。掛合小学校は雲南市の合併母体のひとつである旧掛合町の中心部にあり、幼稚園、中学校、高校が位置します。また、旧町内の5つの小学校が統合され、新設された掛合小学校も近隣に位置します。学校としての役割は終えた旧掛合小学校を「地域の美術室」のような役割にしたいと提案します。小中高の校舎は年をとるごとに変わりますが、この場所は長年変わらない学びの場として、親しみも湧く思い出の地になる事を目的としています。
↑旧掛合小学校内部。築40年のRC造3階建ての校舎です。
その後は懇親会に参加させて頂きました。私たちの提案に対する掛合の方達の率直な感想をお聞きできたと共に、母校に対する熱い思いや、地域に対する危機感等もお聞きすることができました。地元の方々には、学生ならではのアイディアを概ね喜んで頂けたと思います。一方で、説明が足りず、やや唐突な提案という印象を持たれたことは否めません。
翌日は旧掛合小学校周辺のフィールドワークを行ないました。
↑統合新設された掛合小は現在、自前の校庭を持ちません。そのため曜日によって隣の高校の校庭を借りたり、旧掛合小学校の校庭を使ったりしています。この日は生憎の雨模様でしたが、旧掛合小から新掛合小へと上る途中の坂道は小川が流れていたり、わき水が湧いていたりと子どもならずとも楽しい小道となっていました。
↑三刀屋高校掛合分校の校庭
↑旧掛合小の3階廊下から眺める白築邸。白築邸は旧掛合小から目と鼻の先の距離にあります。
今回が実質的には初めての地元の方々との顔合わせでしたが、一足飛びには事がは進まないことを痛感しました。まずは、小さなことから旧掛合小学校を利用していき、少しずつ人の輪を広めながら、前進していきたいものです。具体的な構想としては、春に予定されているミヤザキケンスケさんの雲南ツアーの際の掛合地区の方々との交流や、ミヤザキさんのワークショップを旧掛合小で開くなどが話題としてあげられました。
入間小学校の実施設計に向けての打ち合わせについては次号で報告致します.
M0小堀