4月3?4日に行われました雲南プロジェクトさくらまつり2010の詳細を報告致します。
以下の4つの企画について2回に分けて紹介致します。
■行灯
■ポストカード
■内装改修
■椅子カバー
■ ポストカード
ポストカード企画は今年で3年目となるアーティストのミヤザキケンスケさんと連動した企画です。
木次の風景をより広域に楽しんでもらうために、ミヤザキさんがデザインした4体の巨人とそれらを結ぶ大きな足跡を街の中に分散させ、足跡に書かれた文字を当日販売したポストカードに記入していきます。
文字の書かれた足跡をたどっていくと文章が完成し、巨人にたどり着く仕組みになっています。
巨人の足跡の設置や当日のポストカードの販売はUD部の子供達に協力してもらいました。
巨人の足跡。木次の街の中に足跡が次々と貼られてゆきます。
深夜商店街の空き屋をお借りしてのペンキ塗り。
設置当日のUD部の子供達。90人近い中高生が作業の中心を担ってくれました。
4体の巨人を順に紹介していきましょう。
JR木次駅を降りると『ヤマタノオロチ』が人々を出迎えます。
ジャズ会場に設置した『入間の巨人』高さは4mあります。
映画『うん、何?』で有名になった願い橋にほど近い河川敷に置いた『アヨウの一つ目』土手の上のさくらのトンネルや、木次大橋からも良く見えます。
木次公園の山の上に置いた『八重山の魔人』。昨年までは人の登ることの少なかった秋葉山にも観光客を導くことができました。集合写真は、古谷研と各ポイントでスタッフとして活躍してくれたアーバンデザイン部の中高生と北陵高校の高校生と。
写真は文章を完成させシールを貼る様子です。
秋葉山の頂上からは、ゆったりと流れる斐伊川とその土手に咲く満開の桜並木、赤茶の雲州瓦の街並みとがつくる美しい景色を眺めることができます。
当日は天気にも恵まれ、親子連れを中心にたくさんの人たちに巨人巡りに参加して頂きました。通りかかる人も巨人を見上げ興味深そうに説明の書いてある看板を見ていました。全ての巨人を巡って、ポストカードが完成すると、一年後の自分に対するメッセージを送る事が出来ます。メッセージは一年後のさくらまつりにて開封される予定です。
ミヤザキケンスケさん http://blog.livedoor.jp/miyazaking/
■ 行灯
ミヤザキケンスケさんとの連動企画『斐伊川和紙を使った行灯作り』を行いました。地元の伝統工芸である斐伊川和紙をキャンバスに、伝説に登場する生き物を自由に描いてミニ巨人を作りました。さくらまつりを訪れた人や地元の方々に、和紙の魅力や地元につたわる伝説をより知ってもらうための体験型企画でした。夜には、火を灯してジャズガーデンを彩る行灯としました。
桜並木の土手と商店街をつなぐ道に沿った場所で行灯作りを行いました。
道行く人に絵を描いている様子や出来上がった作品を見て頂きました。
たくさんの種類の絵の具を使って描きました。
小さい子どもから大人まで、たくさんの方々に参加して頂きました。
面白いミニ巨人がたくさん出来上がりました。おまつり中は並べて展示し、たくさんの人たちに見て頂きました。
昼間に作ったミニ巨人は、夜には火を灯して行灯としました。行灯は昼と夜で二つの表情を見せていました。和紙に描かれた伝説の生き物はろうそくの灯りで浮き上がり、ジャズガーデンの入り口を彩りました。
写真は、土手からジャズガーデンへと人を導くために置いた行灯の様子です。
土手から見たジャズガーデンの様子です。
桜のあいだから見える和紙の暖かい灯りがとてもきれいでした。ジャズの音楽とともに、お祭りの夜をより一層盛り上げました。
ジャズガーデンの入り口には入間の巨人が構えています。