再生空間研究ゼミ所属、修士一年の小田切駿です。
今年度より古谷研究室再生空間研究ゼミではカルロ・スカルパ、ジョン・ヘイダック、エーロ・サーリネン、菊竹清訓に加え、ル・コルビュジエが研究対象に指定されました。今後数年間は入江研究室と合同で現地の実測調査などが予定されております。
来年4月のロンシャンの礼拝堂実測調査に向けて、古谷研究室内で勉強会を企画しているのですが、本日無事第一回を開くことができました。
この勉強会では一先ず「ル・コルビュジエの一生を客観的に把握しよう」という主旨のもと、『ル・コルビュジエの生涯 建築とその神話』(スタニスラウス・フォン・モース著、住野天平訳、彰国社)を取り上げて、章ごとにレジュメおよびppt資料の作成とプレゼンテーションに取り組んでおります。(加えて参考文献の整理や年表の作成に取りかかり、作家論研究としての基礎を整えようとしている段階です。)
第一回は以下の内容で発表しました。
1 シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ(担当:小田切駿)
2 パリ:エスプリ・ヌーボー(担当:井上美奈)
本日は第一章に関するレジュメをアップロードします。
第一章はシャルル=エドゥアール・ジャンヌレが後にパリに拠点を移し「ル・コルビュジエ」を名乗る直前までのストーリーがまとめられています。
今となっては近代建築の巨匠として様々に語られるコルビュジエですが、一般的に日本の著作や大学の講義などではあまり語られることのない最初期の内容が時代背景とともに説明されており、興味深い内容でした。
本日は学年もゼミも関係なく様々な研究室メンバーに参加して頂き、たいへん有意義な時間を過ごすことができました。
今後も継続的に開いていく予定ですので、皆さん是非ご参加下さい。
よろしくお願いします。
小田切駿