先週末の7月11日から12日まで古谷研究室は卒論合宿として月影の郷へ行きました。
古谷研では毎年、卒論の準備段階の総括として、
古谷研を含む4大学の研究室でリノベーションを行った月影の郷で合宿を行います。
普段のゼミは時間と場所の制約からどうしても駆け足気味になりがちですが、
合宿ということで時間を気にせず内容が詰まるまで時間をかけてゼミを行えます。
卒論生にとっては研究室に入ってからの研究活動の一つの区切りであり、
みんな準備に余念がないように努力していました。
ちなみに、月影小学校再生計画のブログに月影プロジェクトの経緯や最新情報が紹介されていますので、
興味のある方はぜひこちらもご覧ください。
(合宿期間中に行われた民具展示のオープニングセレモニーの様子も紹介されています!)
ゼミの終了後には毎年恒例の飲み会が行われます。
月影の郷の“売り”の一つである、地元の食材を使った食事は非常に美味でお酒も進みます。
このあともお酒を飲んだり、お風呂に入ったり、レクリエーションとして体育館でスポーツをしたり、
またまた飲み会をしたり、深夜遅くまでゼミを行ったりと、各々の月影の夜を過ごしました。
そんなこんなで今年の卒論合宿も無事に終了。
今回の合宿を通してよりよい卒論が書けることを期待しています!
そして、一部の学生は合宿終了後、長野に1泊し、現在開館予定中の小布施町立図書館の見学に向かいました。
現場に駐在している杉下さんからはファサードのサッシュの色や形に関するお話や、
バックヤードに当たる部分の窓枠の意匠(北斎の作品からの引用)について、
そして5000本に及ぶ有機的な天井の板材のカットの方法など色々なお話を伺え、大変勉強になりました。
また、見学後には敷地内にそばの種を蒔くワークショップが行われました。
1時間程度でパラパラーっと蒔いて終わるものを想像していたのですが、
重機で踏み固められた土は想像以上に固く、まるで開墾さながらの肉体労働WSになってしまい、
なんと3時間も格闘することに。
そのため本来は時間をずらしてお越しになるはずだった、中国の施主の方々を案内していた古谷教授もお見えになり、
学生一同が鍬やスコップを持った状態で中国の皆さんに写真を撮っていただくという、
建築学科なのか農学部なのか分からない不思議な記念撮影会が行われました。
筋肉痛とマメを作ることになってしまいましたが、これもいい思い出となりました。
今回は杉下さんや古谷さん、NASCAのご厚意で、今一番忙しい時期であるにも関わらず見学をさせていただくことができました。
この場を借りて御礼申し上げます。
M2 矢尻