本日は、早朝人通りの賑わう前からの南?鼓巷調査(内城)を開始し、
その後、比較対象として北京市内、外城の胡同へ、チームを分解して移動しました。
2008年北京オリンピック直前に一新された、天安門広場南に伸びる、前門大街の大通り。スターバックスやH&Mなどの商業施設が、路面電車も再現された街の中の国際的観光地を構成しています。
前門大街から西へ、より古い商業街、その背後に濃密に広がる胡同へと足を踏み入れました。南?鼓巷と比較すると、通りの幅も倍ほど、街路を構成する建物の規模も3,4層を超え、開発・建設当初から商業街として拡大したこの街は、観光地としての色合いが非常に強い場所と感じられました。南?鼓巷が地元の生活者と、観光客が混在し、生活空間と商業空間が非常に近接している状況とは大きく異なる状態です。
大きな商業街の大通りから、非常にギャップの大きな、通行するのが地元の住民だけである裏道・胡同に進みます。劇的に閉鎖的であり高密な住居、それも長い時間を経た雑院の状況は、南?鼓巷の背後に広がる四合院やその雑院化は、全く異なる状況でした。
正直、この場所ではその過密状況や広大さ、既に長く固定したその雑院と商業街との分離した状況に、比較調査を進展することは難しそうだと判断したのです。
今後比較調査として、四合院の現代的な商業などの活用と、住居形式を残しつつ、雑院化の混在する状況をみるためのサイトを、複数候補として見に向かう予定です。