引き続き3階改修計画の紹介をします。その1とご一緒にご覧ください。
ふゆ・生活の民具教室には冬に稲わらを加工する民具、稲わらでつくられた民具、生活民具が置かれています。
わらを束ねたり、編んだり、加工することで、民具の展示台やインテリアを作りました。民具の大きさに応じて展示台は高さや大きさが変えたりしています。
こちらはわらを束ね、茅葺屋根のようなブロック状の什器を作りました。わらの断面の上に民具が乗っています。
こちらはわらを珪藻土と混ぜて塗り固めた雪のようなブロック状の什器です。一部を削ったりして民具の動きを展示台にも反映させています。
わらを積み重ねた上に、天板を乗せた、体験コーナーのテーブルです。天板には近くの小学校の小学生とWSで作成した、わらマットが敷かれています。
わらも大量に積み重ねると、見たこともないようなデザインになります。
前回紹介した教室では雨でしたが、冬ということで雪を壁に表現しました。こちらにも地元の人の言葉が刻まれています。
このように地元の人が訪れた時には、昔使われた懐かしい民具を見ながら会話が生まれ、昔のことを思い出します。
僕たちが説明しようとすると逆に地元の人のほうが得意げになって民具のことについて話してくれます。
このようにこれからも民具教室が地元の記憶や伝統を伝承するきっかけになってくれることでしょう。
以上で民具教室の紹介を終わりにします。作成のプロセスなどはブログをご覧ください。http://tsukikag.exblog.jp/
3階の改修が完了し、4大学で行われた10年にわたる月影プロジェクトが終了になります。
これからはこの月影の郷を起点に新たな活動や、月影プロジェクトの成果を発信することに努めたいと思っています。
いいですね。こういう地元の人達を巻き込むツールというのは非常に大切だと思います。
これからもいい関係を維持できるように頑張ってください。
ブログも見ました!
お披露目会に行けなくて残念でしたが、
写真をアップしてもらえて嬉しいです!
本当にお疲れさまでした。
自分が関わっていたプロジェクトが、
こういう形で完成に至って、とても感動しています。
完成度高い民具展示、ぜひ直接見に行きます!
東京での報告会は行われるのでしょうか??