小豆島プロジェクト、始動!

By flab, 2014年6月26日

6月20日〜21日、小豆島町に出張に行ってきました。
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小豆島プロジェクトは、小豆島町空き家モデル地区事業の一環として、早稲田大学が堀越地区のみなさんの仲間に入れてもらいながらこつこつ取り組むプロジェクトです。空き家が増加するこの地区が、今後どのように歳を重ねていくべきか、みなさんと考えながら取り組んでいきたいと思っています。
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堀越地区は、私、鉄川が卒業論文を書かせていただいた場所でもあります。空き家の増加、高齢化が進む中、町外から多くの方が「新しい住人」として引っ越されてきています。
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くねくねと続く坂道。論文中は、自分がどこにいるか分かりませんでした、、、。
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緑のトンネル。
今回は、「初めまして会」ということで、、、皆様とお話しさせていただく機会を頂きました。
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ごちそうがずらり・・・
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「わしのころは、、、」と話し始めるおじいちゃん。この一言一言が、とても大事に思えました。
これから、ちょこ、ちょこ、と行事や話し合いに参加させていただきながら、これからの堀越のこと、空き家の活用について、考えていけたらと思います。
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今回は、初めての出張という事で、堀越地区以外の場所も視察させていただきました。少し、紹介いたします。
【1日目:6月20日】
・Umaki Camp
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様々な「人と人をつなぐ仕組み」を実践したベースキャンプとして、造られたそうです。建てる過程からオープンな環境にし、誰もが自由に使用できるキッチンなどができたことで、みんなが参画して初めて成り立っている建築に見えました。
取れた野菜で来訪者をお接待する「食べ助け(つくれすぎて困るので、私を助けると思って食べてください、という意味だそうです)」という言葉を教えてもらいました。
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・ei
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坂手港前にある旧JAの施設をリノベーションし、滞在制作の拠点となった場所。
「ei(えい)」とは、小豆島弁で「良い」を意味する言葉。様々なひとたちに「えい場所やなあ〜」と愛される場所をめざし、多くの関係が生まれる催しを展開しているそう。
私たちがお伺いしたときは、「絵画教室」が行われていました。
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【2日目:6月21日】
・旧醤油会館
醤油会館として完成後、図書館等に転用され、2013年瀬戸内芸術祭では小豆島コミュニティーアートプロジェクトの展示場所として使用されました。
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・正金醤油
創業当時(大正9年(1920))から仕込み続けている杉の木桶を用いた天然醸造醤油を造っていらっしゃるそうです。
光まで、なんだか重みがあるように見えました、、、
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・オリーブ公園
小豆島に初めてオリーブがやってきたのは明治41年。
当時の農商務省が三重、鹿児島、香川の三県で、アメリカから輸入した苗木を使って試作を行ったのが始まりだそうです。他の地域が木の成長に伸び悩み栽培を断念する中、小豆島に植えたオリーブだけが順調に育ったとのこと。
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・中山地区、千枚田と農村歌舞伎の舞台
小豆島町中山地区には、800枚を超える大小の棚田があり、今も耕耘機の入らない小さな田んぼで、小さなお米作りが続いています。
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農村歌舞伎の舞台
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ここでは、この田でとれたお米をつかったお昼ごはんをいただきました。(めっちゃ、おいしかったです)
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・天狗岩石丁場
小豆島は、古くから石の産業が盛んな地域です。大坂城再築に際、世界最大級の石垣を築くためにたくさんの石を搬出したそうです。この石丁場には今もその時の石が残っていました。
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大きな石、ごろごろと、、、
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こんなに大きい石も・・・
【出張報告終わりに】
ついつい長くなってしまいましたが、このプロジェクトはまだまだ、始まったばかりです。自分たちがこの場所で、地区の方々とどんな事を一緒にを考えていくのか、いけるのか。小さな出来事の積み重ねがきっと大切になっていくと、今回の出張を通して分かったような気がしました。みなさま、これからもよろしくお願いします。(小豆島プロジェクト一同)
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