【PJ紹介】小豆島プロジェクト

By flab, 2017年1月31日

こんにちは。小豆島PJリーダーの御供です。

2016年度で3年目になるこのプロジェクトは、近年若い世代の移住者の方が増えている香川県小豆島堀越地区にて、小規模ながら豊かな暮らしをしている集落がこれからも更新し続けるための仕組みづくりを住民の方々、行政の方々をはじめとして様々な専門家の方と一緒に模索してきました。

今年度は、瀬戸内国際芸術祭への出展・地区行事のお手伝いを通してこの地区の持つ魅力を最大限に色々な年齢層、小豆島内外の人々に知っていただくきっかけを作り出すことを目指し活動を行ってきました。(詳しく知りたい方はこちらから。プロジェクトの活動の様子がわかっていただけると思います。)

 

瀬戸内国際芸術祭や島の魅力など賑わいと活気があふれる小豆島は、他にもオリーブや醤油といった生産地として知られていますが、小説「二十四の瞳」の著者である壺井栄の故郷としても知られています。この堀越地区には壷井栄の夫、壺井繁治の生家が現存しています。その近くにはかつて「堀越分校」という木造の学校があったため、堀越地区をモデルとして小説が描かれたのではないかと噂されています。残念ながらこの分校は今は無くなってしまいましたが、この分校に通っていた学校の先生の住まいである「教員住宅」が残っています。数十年前の木造家屋のため劣化が激しいですが、学生で掃除をさせて頂いたり、展示活動を行っていく中で、この「教員住宅」がこの地区にとって大切な財産であることを感じました。

この「教員住宅」を堀越地区にお住いの方・移住者の方のための公共的な施設として再生させ、集落を更新し続けていく仕組みづくりを来年以降行っていくつもりです。

 

具体的に見込まれる活動

①教員住宅の改修提案、マスタープランの模索・具体化

今年度までに作成してきた教員住宅の改修提案、マスタープランを住民・行政の方々、専門家の方々と意見交換・WSを交えながら具体化していきます。

②地区行事への参加、お手伝い

昨年度に引き続き地区行事のお手伝いをしながら地域のリソースを活用した「ものづくり」や「イベント」の企画・実施を行っていきます。

③空き家改修事例の調査

地方の集落や町にて空き家の改修を通してまちづくりを行っている地区にて実地調査を行うことを計画しています。(場所未定)

 

地方の集落・町でのまちづくり、空き家をはじめとする遊休化施設の改修転用、ローカルな材料を用いてものづくりを行っていくことに興味のある方は取り組んでみる価値のあるプロジェクトだと思います。

興味のある方は是非一度古谷研究室に来てみてください。

 

修士一年 御供崇尚

 

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