【PJ紹介】雲南プロジェクト

By flab, 2018年2月3日

こんにちは。雲南プロジェクトリーダーの工藤です。

簡単ではありますが本プロジェクトの紹介をさせていただきます。

雲南プロジェクトとは2007年より島根県の中山間地域に位置する雲南市に広域な遊休施設の有効活用を軸とした、

新時代の地域社会の生活環境モデルの構築を目的とし、活動を行っています。

本年度で12年目になる、長期間にわたって継続しているプロジェクトです。

雲南市は平成16年に木次町、三刀屋町、掛合町、加茂町、吉田村、大東町が合併しできました。

 

【過去の活動】

雲南プロジェクトの過去の活動の中で代表的なものを紹介いたします。

 

▹さくらまつり

さくらまつりとは旧木次町木次駅前の商店街の桜のさき4月の第一週の土日に

行われるお祭りのことです。商店街に並ぶ町家の土間をお祭りの時にだけ借りてお店として出店するお祭りです。

本研究室ではこのさくらまつりで約100mにも及ぶロングテーブルの提案を行いました。

ロングテーブルに座るり、近くに座った知らない人と食べてるものやお祭りの話で盛り上がります。

このお祭りの中で家具の提案を行ったり、地元の中高生と関わったりと、多くの経験を積むことができます。

 

▹オーベルジュ雲南

旧木次町にある町の茶屋であった古民家を人と職が出会うレストランとして改修を行いました。

現在はオーベルジュ雲南としてビギナーや若い女性が多く利用する宿泊施設になっています。

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▹入間交流センター

旧掛合町にあった小学校4校が合併により閉校しました。

そのうちの入間小学校を交流センターとして改修を行いました。

小学校の名残を残しながら、縁側で繋がる空間を計画しました。

夏祭りの際はステージとして利用するなど、賑わいの中心地として利用されています。

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▹角場商店改修計画

旧掛合町入間交流センターから徒歩数分の場所にある元魚屋であった角場商店を

入間交流センターの分室として改修を行いました。設置した家具は設計から施工まで

学生が行っています。今後も棚の設置や水回りの改修を行う予定です。

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・吉田町大吉田地区の空き家活用提案と吉田地区まちづくり提案

豊富な資源と利活用の可能性が大いにある施設が沢山存在する吉田町の調査と提案を行っています。空き家の調査や町の中心的な存在である商工会館の調査と活用提案を行っています。

今年は吉田地区の商店街を中心としたエリアに関するまちづくり提案を行ない、吉田商工会館にてタタラ文化をPRするための展示を行いました。


 

【終わりに】

実際にその土地に住む人々の声を聞きながら、時にはWSやちょっとした食事の中から人々の思いを感じ、その思いに形を与える=設計を行うことは学部時代では得られることのない経験だと感じています。

雲南プロジェクトでは雲南市役所の皆様を始めとし、地域の方々、NPO法人の皆様、雲南周辺の大学の学生の皆様、雲南プロジェクトOB/OGの皆様の協力の下、活動が行われています。改めてこの場を借りて心から御礼を申し上げるとともに、今後も一生懸命頑張っていきたいと思います!

修士1年 工藤滉大

 

 

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