こんにちは、美濃加茂プロジェクトリーダーの山本です。
この記事では本プロジェクトの簡単な紹介をさせていただきます。
今年度から始まったこのプロジェクトは、岐阜県美濃加茂市の旧伊深村にある、村の役場庁舎として利用されていた建物を村の集会所のようなカフェに改修する実施のプロジェクトです。
美濃加茂市旧伊深村は山に囲まれ、田畑が広がるとても穏やかな集落です。
その中心部に位置する旧役場庁舎は築80年以上の歴史的な建築物で、2016年11月に国の登録有形文化財に認定されました。
私たち古谷研究室は改修の基本デザインに携わり、歴史的価値のある建物として外観や構造は復元的に改修を行い、内部のインテリアなどは新しくカフェとして更新する方法を提案しました。
改修デザインに地元の方々の意見も取り入れるため、ワークショップを3回にわたり開催しました。
模型や図面に地元の皆さんの意見を付箋で貼り、最後にグループごとに発表する形式で行いました。
ワークショップ後は毎回、地元のお母さん方が伊深の郷土料理「ごっつお」を振舞ってくださいました。ごちそうを意味する伊深のごっつおは、山の恵みたっぷりのヘルシーでとても美味しい料理でした。
東京では食べられない料理をいただけるのは地域プロジェクトの醍醐味でもあります。
私たち学生も改修図面の作図を行い、現場で細かなチェックを行いました。
現在は3月の竣工に向けて工事が進んでいます。
また、カフェの運営者も決まり、5月にオープニングイベントの開催を予定しております。
今後も伊深の村の魅力を発信していきたいと思います。
次回の記事は、改修の内容についてご紹介いたします。
修士1年 山本光乃