第3回作家論ゼミ? 10.06.23 M2 金光宏泰

By flab, 2010年7月7日

「アダルベルト・リベラのマラパルテ邸」
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key words
・アダルベルト・リベラが計画した、《テルツァ・ローマ》に対する回想
・マラパルテ邸に関する空間の回想を経験的イメージの連続として詩的に論じている
・空間のイメージを強く焼きつける「オブジェクト」
・ヘイダックの「詩」の位置付け


今回は、ヘイダックのマラパルテ邸についての論考から、ヘイダックの「詩」について議論した。
『どうやら我々は特定の出来事やイメージに出会うや、直ちにそれをある種の、日頃から我々の心中を浮遊する異種の経験的イメージの断片へと収斂させてしまうものらしい。我々はその時、ビリヤード・ゲームのそれのように行為者と観客の双方を演ずることになるのだ。』 John Hejduk
→ある空間の端緒《きっかけ》に出会うやいなや、人間は自身の空間的経験を遡り、イメージを繋ぎ合わせ、想像を行うということ。
特定の出来事やイメージに出会うことで、経験的イメージの断片が結びつき、創造的イメージが想起される。ヘイダックは、インタヴューの中で、「観察者の頭の中の問題を解決する」と言及している。つまり、彼は観察者に、想像?創造させていくことに興味があったのではないか。その断片的な空間同士を結びつけるきっかけとなっていたのが、その空間を強く焼きつけるようなオブジェクトの強調であった。

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