「木を知り・木を使い・木を活かす Vol.2」展 絶賛開催中!&トークショーレポート

By furuya, 2015年8月1日

古谷研助手の根本です。

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前回記事にしました東大稲山研+早大古谷研による展示会『木を知り・木を使い・木を活かす Vol.2
「早稲田大学建築学科古谷誠章研究室+東京大学大学院木質材料学研究室」展』が先週より無事開催を迎えましたので、ここで展示の雰囲気をご紹介させて頂きます。

本展示会では稲山研が東大の「五月祭」で作成したフォリー2つと、古谷研の「木質空間研究会」「吉野材を活かしたデザイン提案」「森が学校研究」の活動実績を展示し、木材をめぐる最新の活動を一望できるようになっています。
会場前にはまず屋外に展示された稲山研のフォリー「UROKO」が展示されています。

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板材を組み合わせ互いに支えあうアーチの折半構造によって成立しています。

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インパクト抜群の存在感。ここを通る人々が皆ぎょっとして足を止めています。
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そのまま会場奥に進んでいくと姿を表すのが稲山研のフォリー「Edge」。

DSC08449 DSC08450こちらは折半構造の板が、互いに持たれるようにして空間を作っています。

さて次はいよいよ屋内展示室。ここに古谷研の作品が展示されています。
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おっと、展示物に目を向ける前に…まず気になるのはこの床一面に敷き詰められたウッドチップ。
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この展示会のために入手したヒノキのウッドチップです。
展示室いっぱいに漂うヒノキの香り。とても心地が良い!

これだけでも木質空間の持つ魅力が直感的に伝わっては来ませんか?

 

 

 

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さあ、気を取り直して展示物を見て行きましょう。展示室内には壁面・床・天井に所狭しと作品が展示されています。
額の中には古谷研の木質3プロジェクトにまつわる風景やアイデア、提案、古谷さんのスケッチや実作など多岐に渡っています。

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古谷研と奈良県との連携事業「吉野材を活かした木質空間デザインの提案」からは吉野材の割り箸から住宅、県庁の改修提案などスケールを横断した様々な提案が展示されています。

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「森が学校計画産学協同研究会」からは馬搬が行われている豊かな森や、そこを教育の場として活用していくための小さな建築群の姿が模型と合わせて展示されています。

個人的なおすすめ鑑賞ポイントは奈良県吉野杉の人工林と、森が学校計画が進める天然林の違いを見比べること。どちらもとても豊かな緑ですが、その姿も保全方法も活用方法も全く異なります。これだけでも古谷研の活動の幅の広さをうかがい知っていただけるのではないでしょうか?

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そして忘れてはいけないのが「木質空間研究会」の活動。古谷研と稲山研と建築家の山崎泰孝先生は2007年からずっと木造建築の新たな可能性を探り続けています。その木質空間研究会からは活動中に毎年のように応募してきたプロポーザルのパースや、木質空間研究会初の実作であり2015年度日本建築学会作品選奨の「山鹿市立鹿北小学校」にまつわる展示が多数されています。

DSC08443ショーウインドウ側には屋外展示されている稲山研のフォリーの模型や写真も展示されています。

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屋内展示についてもっとお見せしたいのですが…ブログではここまで。古谷さんのスケッチや実作の写真と合わせて沢山の額が展示してあります。詳細はぜひ会場にお越しいただいて直接ご覧ください!また会場には学生が常駐していますので、展示にご不明な点などあればお気軽にお尋ねください!

会場は表参道駅から徒歩三分の「Gallery 5610」。会期は8月6日まで、無休で毎日11:00~18:00の時間帯に開催しています。
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残り少ない会期ですが…皆様のお越しをお待ちしております!どうぞよろしくお願いいたします!

 


 

おまけ:『「木に学ぶ」木をめぐっての実践と教育』 会場レポート

 

去る7月24日、『「木に学ぶ」木をめぐっての実践と教育』と題して古谷・稲山両教授によるトークショーを行いましたのでその様子を簡単にお伝えいたします。

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なんと会場は事前予約であっという間に満席。しかも皆様、開演時間のだいぶ前からお集まりいただき、開演時には当日参加で立見席でお越しいただいた方々と合わせて超満員でした。

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DSC07936まずは早大・古谷教授からプレゼンテーション。古谷研の木をめぐる様々な活動を横断してお話ししました。奈良・森が学校・木質空間研究会…いずれも異なる立場から木と向き合っていますが、その違いやそこに通底している概念がお分かりいただけましたでしょうか?

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続いて稲山教授からは、ご自身が構造設計された作品をご紹介いただきその考え方・手法を解説していただきました。鉄やコンクリートなど他の構造材料に比べてやわらかい木ですが、その変形・めりこみを利用して逆に力強い構造体にしてしまう等、眼から鱗のお話しがどんどん飛び出しました。

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その後はお二人による対談形式でのトークショー。

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大学のみならず子どもたちへの木教育の大切さや、木造建築の持つ豊かさ、稲山先生のネーミングセンスの巧みさ(「地獄の面格子」なんて一度聞いたら忘れられませんよね。)、今後の木質空間研究会の方向性についてなどが語られ、とても刺激的なトークショーだったではないでしょうか。

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お越しいただいた方々には立見や時間超過などの点でご迷惑もおかけしましたが、鋭いご質問などもいただき大変感謝しております。今後とも木質空間研究会や稲山研・古谷研の活動にご注目いただけましたら幸いです。

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以上、簡単ですがトークショーのレポートでした。

会期は残り僅かですが、今後も引き続き沢山の方々にご来場いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします!


 

木を知り・木を使い・木を活かす Vol.2

「早稲田大学建築学科古谷誠章研究室+東京大学大学院木質材料学研究室」展

場所:ギャラリー5610(〒107-0062 東京都港区南青山5-6-10 5610番館)
会期:2015年7月23日(木)~8月6日(木)入場無料、会期無休
※屋外の展示作品は、天候により組み立て状況に変化がありますのでご了承ください。
開館時間:11:00~18:00
URL:http://www.deska.jp/exhibition_onview

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