こんにちは。奈良PJリーダーの青木です。
奈良PJプロジェクトは奈良県吉野地域の優れた人工林、吉野材(スギ・ヒノキ)の魅力を最大限に活かした
新しい用途やデザインの開発、ブランドづくりを推進し、吉野林業・木材産業の振興を目指した活動を行っています。
2010年度より奈良県からの委託研究として始まり、
毎年、早稲田大学と奈良県の木材関係者との協議、並びに現地調査として吉野林業や活用事例の視察を行いながら、
吉野材の魅力を肌で感じ学び、それらの経験や学習を活かして、
プロダクトのデザインから、家具、インテリア、建物の木質化改修といった
スケールを横断した様々な提案や実作を行ってきました。
近年の私たちの活動についてご紹介致します。
2017年度は、代官山蔦谷書店で 『「奈良の木」のあるくらし〜森からの贈り物〜』と題して奈良県と蔦屋書店のコラボレーションによる大々的なフェアを行い、そのフェアに当たってT-SITE 『GARDEN GALLERY』 にて木質空間の設計を行いました。
吉野材の美しさや香りの良さ、吉野林業の力強さを代官山蔦屋書店へ訪れる方々に、どう発信していくかを学生間で議論し、
工務店や家具デザイナーの方など様々な方に協力いただき施工計画まで行いました。
2018年度は、東京・丸の内のKITTE 1F アトリウムにて行われる、
奈良の木PRイベント「奈良の木 ∞ すこやかな暮らし」の会場構成の提案を行いました。
詳しいイベント内容については、以下のリンクをご覧ください。
http://www.furuya.arch.waseda.ac.jp/2019/01/22/naranokisukoyakanakurashi/
また、2017年度から新しい活動の場として、奈良県上北山村で天然林活用提案を行っています。
上北の山と村を横断しながら特有の地形、文化、歴史に触れ様々な視点から構想を練っています。
2018年度は、村の方々と一緒に、
整備を進めている村有の天然林の遊歩道や修験道を望める又剣山の視察を行いました。
今後も、ツーリズムと組み合わせた上北山村の天然林/広葉樹の活用、ブランディングを進めていきます。
今後とも奈良県産材を活用した提案を行いながらみなさんに吉野の良いところを発信していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。