M2墓田です。
越後妻有アートトリエンナーレの作品完成報告をさせていただきます。
簡単に経緯を説明しますと、このプロジェクトは1年前から始まり、日本女子大学、法政大学との共同プロジェクトで進めてゆきました。
新潟県十日町の浦田という地区の中には13の集落があり、現在170件もの家に人が住んでいます。この土地は新潟県の中でもとりわけ雪の深い場所とされていて、一軒一軒が独自の屋根形状を有しています。
僕たちはこの屋根形状に着眼し、大地からきのこが生えているかのように浦田の家々をコンクリート模型として再現しようという試みを思いつき、やねきのこと命名しました。
無事コンペを勝ち取り、実際に実施作品として展開できるようになってからは、全ての家に挨拶をしながら形状を写真におさめるという地道なフィールドワークから作業をはじめ、全ての家を3Dデータ化しコンクリートを流し込む型枠を作りました。時間が差し迫る中で、数量をこなす作業をしながらも、施工精度の追求にはとりわけ神経を注ぎスタディを重ねました。
2tトラックで現地へ物資を運び、作業の中心は新潟へとうつり、その滞在期間は1ヶ月にも及びました。型枠を砂に埋めて、コンクリート圧に土圧で対抗するという工法は功を奏して非常にうまくゆきましたが、想定外の重さに完全に腰をやられてボロボロになりながら完成にこぎ着けました。
長くなりましたが、詳しくは活動ブログをご覧下さい。
→http://tsukikag.exblog.jp/
新潟へ行くご予定のある方は是非ご覧下さい。作品ナンバーは254で公式ホームページから検索すれば行けると思います。
公式HP→http://www.echigo-tsumari.jp/2009/index.html
それでは。
20-21日にF-labのS棟メンバーと行きます。
久しぶりにキノコたちに会えるかと思うと楽しみです◎
22日は中之条ビエンナーレに寄って来ます。
こちらは、博士のユンさんの奥様(ユンミさん)が出展してます!
22日から開催です。