8月9日から15日、古谷研では今年もお盆の時期に合わせ、雲南市に行って参りました。
遅ればせながら、今夏の木次・入間・民谷での活動を、地域ごとに三編に分けてご報告いたします。
本編でご紹介するのは、入間地区における活動です。
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こんにちは。修士1年竹内朝子です。
8月に雲南PJで行った入間地区角場商店の改修について報告致します。
角場商店は入間交流センターの近くにある商店街の一角にあります。以前は魚屋として使われていましたが、現在は閉店し、空き店舗となっています。もともと街道として賑わっていたこの商店街も現在は人気が少なくなり、空き家も目立つようになりました。そこでこの良き街並みが残るこの商店街に賑わいを取り戻そうと、前年度より計画が始まりました。
今回の角場商店はその計画の第一弾として以前古谷研究室で回収した入間交流センターの分室として改修中を行いました。人の集まる入間交流センターを商店街へ拡張し、長期的にはこの商店街に同様の分室をいくつか設けることで地区全体をつかった提案をしたいと考えています。この角場商店は気軽に地元の人が集まる場になることを目指し、今後も改修を続けていく予定です。
8月9日からの雲南PJ出張では、角場商店改修計画の第一回として壁の塗り替えなど基本的な改修や家具の作製を行いました。
作業をしているとたくさんの地元の方が話しかけて下さいます。
話しかけて下さった中に元大工さんがいらっしゃいました。私たちは運のいいことにその方が道具や作業場を貸してくださり、更に精度の高いものを作ることができました。お忙しい中本当にありがとうございました。
地元の方々のご協力もあり、予定通り入間地区の夏祭りの日に合わせてお披露目を迎えることができました。
オープンの時間が近づくと地元の方が集まってきます。
テープカットをして
お披露目です。
お披露目会では今回作製した家具を使いました。
この後、夏祭りが始まっても角場商店に残ってお話を楽しむ方もいらっしゃいました。
また滞在中に、入間地区の方々のご厚意で古谷の還暦祝いをしていただきました。
猪肉や島根牛のBBQでもてなしていただきとても素敵な会でした。
今回の改修では成果と共にたくさんの課題もみつかりました。
地域に開きつつ家主さんのプライベートをまもる角場商店の使い方など考えていきたいです。次回はヒアリングやWSをしつつ、地域の方の意見も取り入れながら長期的な視点で関わっていきたいです。
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M1竹内